手術器械の洗浄・滅菌

当クリニックでは、「消毒と滅菌のガイドライン2020年版」「鋼製小物の洗浄ガイドライン」「医療現場における滅菌保証のガイドライン」などの各種ガイドラインに準じて病院とほぼ同水準の洗浄、消毒、滅菌を行っていますので安心して手術を受けて頂くことができます。

高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)

134℃の高温滅菌により、プリオン病汚染などのハイリスク手技に用いた手術器械に対してもガイドラインに基づいた滅菌処理が可能です。

高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)
サクラ精機より画像提供

コンディショニング工程に新ダイナミック・パルス方式を採用しており、これにより被滅菌物内部への迅速かつ効果的な蒸気置換を行います。チャンバ内全体の温度を安定させることで滅菌工程の温度ムラをなくすことができ、滅菌条件を確実に整えることができます。

高圧蒸気滅菌装置資料

他にも、滅菌装置の空気除去と蒸気浸透圧を確認するボウィー・ディックテストや、真空状態での空気漏れを確認するリークテストプログラムも標準装備しています。


全自動洗浄消毒装置(ウォッシャ—ディスインフェクター)

特にクリニックにおいては、これまで人の手による用手洗浄が一般的で、洗浄レベルの差が大きく出やすいことが問題でした。
当クリニックでは、洗浄水準のムラをなくすため全自動洗浄・消毒装置を導入し、病院とほぼ同水準の洗浄能力を提供することができます。

全自動洗浄消毒装置
株式会社エムエスより画像提供
全自動洗浄消毒装置

各洗浄工程(洗浄、すすぎ、熱消毒、乾燥)で温度管理がプログラムされており、93℃までの熱消毒を行うことが可能です。

全自動洗浄消毒装置資料

1回の工程にかかる時間が35分に短縮されており、時間短縮と省エネにつながります。

時間短縮と省エネ

腹腔鏡手術用の鉗子も保証された水準をクリアした洗浄が可能です。

腹腔鏡手術用の鉗子の保証された水準をクリアした洗浄

院外受託滅菌サービス

院内で対応できない「酸化エチレンガス滅菌」や「過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌」などの特殊な滅菌が必要な手術機材については、近隣の滅菌センターにおける受託滅菌サービスを利用します。

院外受託滅菌サービス