北みやぎ外科クリニックの院長の廣澤です。

石川県能登地方の大地震で被災された方々、今も救助・救援を待っている方々に心よりお見舞い申し上げます。約12年前に私も東北地方太平洋沖地震を経験した悪夢が思い起こされますが、今はただ被災地の皆様の安全と一刻も早い復旧を祈るばかりです。

 当院は2021年11月1日より診療を開始して約2年が経過しました。多くの皆様のご支援のもと、2023年1月1日~12月末日までに626件の日帰り手術を無事に行うことができました。内訳は肛門手術207件(痔核、痔瘻、裂肛、直腸脱手術、外来手術を除く)、腹腔鏡手術66件(鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、大腿ヘルニア、胆石症など)、皮膚・皮下腫瘤切除(ガングリオン切除、自費切除を含む)353件でした。関係者の方々に心から感謝を申し上げます。また、患者様には大崎市内や宮城県北の栗原市、登米市、美里町、涌谷町、加美町、大郷町、大和町、色麻町、石巻市、東松島市、南三陸町、気仙沼市、仙台市、一関市、さらには遠方の岩手県奥州市、大船渡市、山形県長井市からも手術のために受診して頂きました。

 ご来院いただいた患者様とそのご家族様には、多くの医療機関の中から当クリニックをお選びいただいたことスタッフ一同御礼申し上げます。皆様方からのご意見・ご感想を真摯に受け止め、スタッフ一同、患者様やご家族に「ここで手術を受けて良かった」と御満足頂けるようにさらに精進して参りますので、本年も宜しくお願い致します。

なお私事ではありますが、日本大腸肛門病学会認定の大腸肛門病専門医となることができました。昨年は試験のための臨時の休診日などで患者様にはご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。

昨年より手術件数が増えてきており、できるだけ患者様のご要望にお応えしたいとは思っておりますが、安全性を最優先としておりますので、手術までの待ち時間など御不便をお掛けすることが多くなることが予想されます。何卒ご理解の程お願い申し上げます。