検査内容
16列マルチスライスCT
診療所においても病院と同等水準の診断能力を目指しています。
3次元による画像評価を実現し、詳細な情報を得ることで、より小さな病変の検出も可能となり、早期発見につながります。
骨の3次元構築画像です。微細な骨折病変も一目でわかります。
肝臓、胆道(胆嚢・胆管)、門脈、肝動脈、肝静脈の3次元構築画像です。
腫瘍(がん)を容易に識別することができます。
下記の特徴を有しており、特にご高齢の患者様においても有用です。
- 短時間で撮影を完了する高速ヘリカルスキャンにより、長時間の息止めが難しい患者さんでも安心して検査を行うことができます。
- 低線量(低被ばく)技術により、ノイズを低減させた高画質を保ちつつ、被ばく線量を低減します。
- 体動補正技術により、動いてしまう患者さんや腕の上がらない患者さんでも質の高い画像が得られます。
- 金属アーチファクト低減処理技術により、金属が入っている患者さんでも診断能の高い検査が行えます。
レントゲン検査・TV透視検査
通常のレントゲン撮影だけでなく、TV透視検査も行うことができます。
撮影した画像は、デジタル処理した後に即座に画像保存されるため、検査から画像診断までの時間が大幅に短縮されます。
大腸内視鏡検査
2019年の国立がん研究センターがん情報サービスによると、全がんの中で日本国内の罹患者数第1位は大腸がんで152,254人、胃がんは第2位で126,009人、肺がん第3位75,394人の罹患が確認されています。一方、死亡数第1位は肺がんで75,394人、第2位は大腸がん51,420人(女性においては死亡数第1位)、第3位は胃がん42,931人となっています。
がんの早期発見・早期診断・早期治療はがんの予防・治療において極めて重要です。
当クリニックでは、大腸がんの早期発見を目指し、最新機種であるオリンパス社のEVIS X1(イーヴィス エックスワン)を導入しております。
EDOF(被写界深度拡大技術:Extended Depth of Field)
近距離と遠距離のそれぞれに焦点が合った2画像を合成し、リアルタイムに焦点範囲の広い画像を得ることができます。これまで、内視鏡検査中に腸の蠕動(ぜんどう)や心臓・血管の拍動がある場合は焦点合わせに時間がかかっていましたが、EDOFにより検査の効率化や診断精度の向上が期待できます。
TXI(構造色彩強調機能:Texture and Color Enhancement Imaging)
「構造(Texture)」「色調(Color)」「明るさ(Brightness)」の3つの要素を最適化することで、画像上のわずかな色調や構造変化が強調され、病変の観察能向上に役立ちます。
NBI(狭帯域光観察:Narrow Band Imaging)
血液中のヘモグロビンに強く吸収される紫(415nm)と緑(540nm)の特定の波長光を照射することで、粘膜表面の毛細血管や微細構造がはっきりし、がんなどの病変の早期発見に役立ちます。
また、拡大観察を併用することで、病変の悪性度や範囲などについてより精度の高い診断が可能です。
使用スコープ(カメラ)
通常よりも細経のスコープを採用しており、挿入時の苦痛を軽減します。
拡大観察機能も搭載しており、病変のより詳細な観察が可能です。
これまで、観察時において粘膜のひだの裏に隠れた病変の見逃しが問題となる場合がありましたが、広い視野角のスコープであるため見逃しが減ることが期待できます。
内視鏡の洗浄・消毒について
「消化器内視鏡の感染制御に関するマルチソサエティ実践ガイド」、「消化器内視鏡の洗浄・消毒標準化にむけたガイドライン」などに準じて内視鏡の洗浄・消毒を行っておりますので、安心して検査を受けて頂くことができます。
具体的には、高水準消毒液(過酢酸)を用いた内視鏡洗浄・消毒装置を導入し、病院とほぼ同等レベルの内視鏡洗浄・消毒を行っております。
超音波診断装置
超音波(エコー)検査を行います。
解像度が良く、正確な診断につながります。